レッスンの受講生からこんな質問を受けました。

『シトウさんの教材って
 何でジャズ道場っていうタイトルなんですか?』

『え?なんでダメかな?』

『まー、ダサいっすね』

『や、やっぱり?』

『ですね。』

そうなんです。
なんか、もっとカッコイイタイトルも考えたのですが(笑)、
実は私、小3から中2まで柔道やってたんですよね。
それで柔道の稽古で
『打ち込み』と『乱取り』ってのが有るんです。
『打ち込み』は技の形、体の動作を正確に繰り返すのです。
初めはゆっくり正確に、慣れたら素速く。
で、一連の動作が流れるように一瞬で出来たら
『乱取り』に入ります。
『乱取り』は試合と同じように組んで体裁きをしながら
技をかけるタイミングをつかみます。
かける方とかけられる方を交代しながらの実践的訓練です。

私のレッスンもこの要領でやってます。
初めはコードやスケールをメトロノームに合わせてプレイ。
この段階は音を間違えないよう正確に、
またタイムやアーティキュレーションにも配慮します。

次にカラオケに合わせて入るタイミングを変えたり、
フレーズ自体のリズムを変えたりして
グルーヴの違いを感じてもらったりします。

慣れたらそのフレーズの活用形も派生的に覚えてもらって
サウンドの違いを体験してもらいます。

ここまでは『このフレーズをプレイしてください』
と決めてやる訓練です。

次に『自由にどうぞ』と言ってカラオケを流します。
ここで練習の成果が縦横無尽に出せればOK。

『自由に』の意味を誤解している人は
せっかく練習でやった事をやれません。
『自由に好きなようにプレイする』と言うと良く聞こえますが、
それは『練習前の自分という呪縛を解けない状態』でも有るからです。
『自由』なようで変化に対応できない『不自由』な状態と言えます。
ジャズはスィングジャズ→ビバップ→モード~
と時代によって進化してきた音楽です。
“Jazz and Freedom go hand in hand.”
セロニアス・モンクの言葉です。

レッスンの度に、地道かも知れませんが
自分の表現手段を拡大し自分が進化する過程を
自分を褒め讃えながら楽しんでいただければ幸いです。

私の教材の紹介→http://www.a-muse.jp/textbook/