今朝ほど、私がFacebookに投稿した記事を読んだ方から
メッセンジャーが届きました。

ざっくり言うと
『そこそこ理論は独学し、セッションなどで
我流でなんとなくはアドリブできているとは思うのですが、
ずっとマンネリで何も変わらない気がするのです。
やはりツーファイブフレーズとかを覚えるべきですか?』

平日の朝から意識の高い相談です。
実際、この様な方は案外多いのではないでしょうか?

実はこの質問に対する答えは先日の
ワークショップ『月刊スタンダード』で取り上げています。

メッセンジャーで相談された方に聞きました。

『アドリブの最中は何を考えていますか?』

『コードとかそこで使えるスケールとかです。』

これは正しいですが充分ではありません。

ワークショップでは私はこういいました。

『コードやスケールは例えるなら〔方言〕です。』

『キャンディを買ってきて』が
関西メジャースケールに転調すると
『飴ちゃん、こうてきて』

となります。
『飴ちゃん』はコード、『こうてきて』はスケール、みたいな。

この過程は無意識でコントロールできた方がいいわけです。

思考自体は
『舐める砂糖菓子が欲しい』
『I wan something sweet candy.』
なのです。
そしてその『伝えたい事』の表現方法、表現形式を
無意識に言語中枢が微調整しているのです。
このスキルがアドリブには必要です。

方言の違い(アヴェイラブルノート)ばかりに
思考がフォーカスすると言いたい事が何なのか
思考する余裕がありません。

しかし既存の教本は方言百科辞典のようなもので
理論的解説と参考ソロ、つまり、
方言の種類と方言の例文集です。
言いたい事はそこに書いてありますが
自分が言いたい文章ではないのでピンときません。
結果、丸暗記するしかないので挫折します。

それだけでアドリブ弁が話せるようになれる人は
一部の頭の良いビバッパー脳の人です。
私はバカなのでビバップは挫折しました(笑)

話をもどして、
まずは『何が言いたいのか?』が無いと話になりません。
セッションでもビッグバンドのソロでも
『アドリブ』というだけでコードに受動的、義務的、機械的に
『反応』して『演奏しなければ』という
Have to マインド、Have to ゲシュタルトに脳が支配されてしまいます。
そうなった瞬間、脳のパフォーマンスは著しく低下します。

これをWan toに書き換えるましょう。
そこで初めて自分の言葉で話せるのです。
多少#や♭を付け忘れても最初は構いません。

間違えながら覚えるので、
やがては無意識でコントロールできるようになります。

香川県の一部で『飴ちゃん買って来て』と言ったら
『なんで飴を借りてくるんですか?』とミスるくらいは許されるでしょう。

さてここまでで思考の優先順位は
①伝えたい事を決める
②表現を微調整する(トーナリティー〔調性〕を意識する)
となりましたね?

さてここからは『マンネリ打破』問題です。
まず、なぜマンネリか?
それは毎回スケールやコードを『漠然』と演奏しているからでしょう。
この『漠然』を『明確』もしくは『必然』に変えましょう。
まずは『明確』。
要はコントラストです。ソロ全体(1コーラス)の
青写真を想定し『起承転結』を設定します。
『起承』と『転』はコントラストがついているから『転』なのです。
コントラストの付け方は…
ワークショップに来るか、教本買ってください(笑)

次に『必然』です。
自然な流れ、ストーリー展開という事です。
そもそもストーリーを想定してないというのはブーです。
演奏している本人が訳わかってないのに
聞いている人が演奏に引き込まれるはずありません。
貴方は『まだ』魔法使いではないのです。

起承転結のストーリーを想定し、
然るべき時に、然るべき音をプレイすればよいのです。
然るべきとは?…
ワークショップに来るか、教本買ってください(笑)

この様に演奏前に青写真を想定すれば、
各部分に必要なパーツの種類(どんな音の単語か)が決まります。
後はパーツの発注書にあわせて音の部品を
表現豊かに置いて行けば良いのです。

この青写真をテンプレート化して何種類もストックしておけば、
マンネリは打破できます。
という事で
③青写真を作成し起承転結を設定する。
です。

もちろん、余裕が出てきたら青写真はあくまで参考にして
共演者とコミュニケーションしながらストーリーを紡ぐのが理想です。
もしもストーリーが思い浮かばない時はソロの最初から
『ね、どーしよ、何も浮かばねーわ』と演奏して
共演者に助けを求めましょう。
私は以前そう助けを求めたら共演者全員にガン無視されましたけど(笑)